読書百冊意自通ズ覚書

読んだあと、何かしらの余韻を残していく物語たちを、みんなどんな風に読んでいるのだろう?The note of reading one hundred books makes you understand more clearly.

2006-01-01から1年間の記事一覧

蒼き炎のゴブレット - ハリー・ポッターと炎のゴブレット

言わずと知れたハリー・ポッターのシリーズ4作目、“炎のゴブレット”。 ちなみに、ハリポタは前3作全てレンタルで観ている。炎のゴブレットは映画館で観たかったんだけど、いつの間にか公開が終了していた。 最近のCG技術は相当素晴らしくて、本当にこういう…

文章読本

目からウロコがボロボロ!落ちた本書である。そのウロコをどこまで書き切れるかはなはだ疑問だけれど、言いたい事の中核くらいは何とかなるだろう。 第一章~第四章までは、いまいちピンとこないまま読み進めた。それは、外側はよく見えるけど、内側は曇りガ…

リア王

面白かったが、教養がなく&頭悪い(=理解度低い)せいで、けっこう読むのに苦労してしまった。 コーディリアが死んだことで驚いていたのに、リア王まで死んでさらに驚いた。 作中でケント伯が言っているように、とっくに死んでいるところの寿命を長くして…

忠臣蔵とは何か

想像していたのとは結構違うところから書き出されていて、ちょっとびっくりした。 内容というよりも、構成部分のことだ。 御霊信仰のことも、カーニバルのこともよくわかるし、曽我物語から入っていくのもうまい(納得できるし)が、いかんせんこの曽我物語…

大いなる遺産/上下

最も有名なディケンズの作品といえば『クリスマス・キャロル』であり、それ以外の作品で初めて読むのがこの『大いなる遺産』となった。 上巻の始め、主人公ピップが幼い頃、脱獄した囚人に脅されて、やすりとポーク・パイを届け、その後「囚人狩りの見物」に…

THE Death NOTE...

今週のジャンプで最終回を迎えたDEATH NOTE。 これ、中学生の男の子とかに大人気だそうですね。こーゆー、ちょっとアタマ使う系がオモシロイのかもね。 デスノって、ライトの悪知恵ぶりとか、Lとの駆け引きとか、作品の全体の雰囲気が浦沢直樹の『MONSTER』…

翻訳夜話2 サリンジャー戦記

タイトルの通り、本書は2003年4月に出版された村上訳のサリンジャー著『キャッチャー・イン・ザ・ライ』について語られていて、『キャッチャー』とサリンジャー以外の事については一切書かれていない。 『キャッチャー』出版の直前に「泣く泣く巻末から外す…

の・だ・め・カンタービレ♪

今日のお題はコレ。 薬局で待っている間、雑誌をペラリ… とめくると、あるじゃないか、見開き『のだめカンタービレ』解説ページ。話題のコミックを紹介する簡単なページだったのだが、驚いたのは、 の、のだめって「野田恵」のことなのか……!(驚愕) (驚愕…

キャッチャー・イン・ザ・ライ

よくある話だけど、この『キャッチャー・イン・ザ・ライ』――ライ麦畑でつかまえて――も、何となく自分で考えていた話と、だいぶ違っていた。 いわゆる「青春の文学」として名高い作品だし、もちろん一度は読もうと試みた。ちゃんと十代の時に。 でもその頃出…