読書百冊意自通ズ覚書

読んだあと、何かしらの余韻を残していく物語たちを、みんなどんな風に読んでいるのだろう?The note of reading one hundred books makes you understand more clearly.

2005-01-01から1年間の記事一覧

アイシールド21

二人忘年会に、「アイシールド面白いよ~」と友人が14巻までまとめて持ってきて下さりました。(車で)(神か) や~、アイシールド21面白かった。夜中3時半まで寝ないで一気に読んじゃった。 やっぱりスポーツ漫画は一気に読めるのがいいね!どうしても試合…

誘拐

一頁目をめくり、冒頭の「謝辞」の部分を読んで、この本がガルシア=マルケスの描く誘拐の「物語」ではなく、数々の人を苦悩と悲劇に陥れた、コロンビアで実際に起こった誘拐事件の記録である事を知った。 私は少なからず衝撃を受けた。なぜなら、誘拐事件と…

チャーリーとチョコレート工場

ジョニー・デップ&ティム・バートンのなんとも面白そうな映画じゃ、公開前から気になっていた。 ジョニデは「ノイズ」('99)で「何て演技の上手い役者だろう!」と思ったのがきっかけでチェックするようになりました。映画の出来はあんまり出来は良くなかっ…

百年の孤独

大天使ガブリエルの名を持つ、ラテン・アメリカ文学界において最も偉大な作家の一人、ガブリエル・ガリシア=マルケスの作品の中で、最も有名にして大長編、「空前のベストセラー」[1]であり、1982年にノーベル文学賞受賞に至る作品となったのがこの『百年の…

十二の遍歴の物語

十二の短編の目次を読む前に見て、ガルシア=マルケスはまだ二冊目だけれど、好きなタイプの作家だと悟った。好感が持てる[1]タ イトルの羅列。タイトルに惹かれたまま、本文に入る。 始めに持った期待感、物語的世界(つまりガルシア=マルケスワールド)は…

ママ・グランデの葬儀

初のガルシア=マルケスの著作を、実際に図書館で借りるに至るには、丸谷の書評[1]の存在が大きい。丸谷はわりとラテン・アメリカ文学を、ガルシア=マルケス、バルガス=リョサ、ボルヘス、等の作家の書評を書いている。それで、ガルシア=マルケスに限らず…

プードル・スプリングス物語

未完のままチャンドラーがこの世を去ってしまった後で、後世のハードボイルド作家、ロバート・B・パーカーが後を引き継ぎ、完成させたのがこの『プードル・スプリングス物語』である。 プードル・スプリングス物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者: レイモン…

翻訳夜話

基本的には翻訳をやりたい人(又はしている人)向けの本だ[1]ったと思う。 もちろん、翻訳する、、わけではなくても、興味があったり、翻訳小説をよく読んだりする人であれば興味深く読める内容だろう。 このように実際翻訳を――特に小説の、ということになる…