冒険者たち
グラスハートは1巻が出た時から読んでいた。当時もうすでにこの作家の本を読んでいなかったはずなんだけど……橋本みつるのイラスト[1]がよかったから手に取ったのだろうか。
しばらく続編が出ていなかったと思うんだけど、そのうちイラストも変わり、興味もあんまりなくなっていた。なので、ものすごく久しぶりに続きを開いた。
読んでいて思ったのは、この本、自分にパワーがないと読めないな、ということ。
それは標準以上のパワーということではなく、普通の生活レベルの基礎体力でいいんだけど、そんな本ってあるんだなぁと思った。
それは標準以上のパワーということではなく、普通の生活レベルの基礎体力でいいんだけど、そんな本ってあるんだなぁと思った。
それと、面白かった。フツーに。西条朱音、出てくると面白い。この子はナルト[2]と同じなんですね。ようするにど真ん中で主人公なのだ。西条に才能があると、読んでいて嬉しいし、楽しい。
「テン・ブランクが、こんなに満身創痍なバンドだなんて思わなかった(後略)」(p. 144)というライターの台詞は、テン・ブランクのパワーを感じました。空気が伝わってくるシーンだったな。