読書百冊意自通ズ覚書

読んだあと、何かしらの余韻を残していく物語たちを、みんなどんな風に読んでいるのだろう?The note of reading one hundred books makes you understand more clearly.

冒険者たち

グラスハートは1巻が出た時から読んでいた。当時もうすでにこの作家の本を読んでいなかったはずなんだけど……橋本みつるのイラスト[1]がよかったから手に取ったのだろうか。

冒険者たち―GLASS HEART (コバルト文庫)

冒険者たち―GLASS HEART (コバルト文庫)

 


 しばらく続編が出ていなかったと思うんだけど、そのうちイラストも変わり、興味もあんまりなくなっていた。なので、ものすごく久しぶりに続きを開いた。

 読んでいて思ったのは、この本、自分にパワーがないと読めないな、ということ。
 それは標準以上のパワーということではなく、普通の生活レベルの基礎体力でいいんだけど、そんな本ってあるんだなぁと思った。

 それと、面白かった。フツーに。西条朱音、出てくると面白い。この子はナルト[2]と同じなんですね。ようするにど真ん中で主人公なのだ。西条に才能があると、読んでいて嬉しいし、楽しい。
「テン・ブランクが、こんなに満身創痍なバンドだなんて思わなかった(後略)」(p. 144)というライターの台詞は、テン・ブランクのパワーを感じました。空気が伝わってくるシーンだったな。

 この本をリアルタイムで読んでいた頃を、鮮やかに思い出せる。そんなビビットさがある本だと改めて思いました。
 とりあえず、続き読もう。
 
notes
[1] 最初の5冊は橋本みつる氏の絵だった。今は藤田貴美氏によって、再販されるようだ。藤田貴美も「EXIT」があるし、グラスハートにあってる気も市内でもないが…ううむ。私は断然!橋本みつる派だ。
[2] 言わずと知れた、ジャンプコミックスの「NARUTO」。年のせいか、私はナルトが好きなんだった。曲げない忍道、サイコーじゃないか。あ、自来也もイチオシ。