読書百冊意自通ズ覚書

読んだあと、何かしらの余韻を残していく物語たちを、みんなどんな風に読んでいるのだろう?The note of reading one hundred books makes you understand more clearly.

2003-07-01から1ヶ月間の記事一覧

光る源氏の物語

非常に興味深く、面白かった。 すごく不思議だなあと思ったのは、源氏が死んでから(光がこの世になくなってから)何かつまらない。この二人の対話がつまらないのではなくて、テクストの内容が変化して、それまでよりつまらなく感じる。これには驚いた。 だ…

はじめてお越しの方は必ずお読み下さい。

本ブログの注意点等です。ご確認ください。本ブログについてはこちらをどうぞ。 ■注意点■ 読書後の感想文なので、いわゆる「ネタバレ」的内容がほとんどです。まだ読んでいない方は要注意!厳密には書評ではありません。ネタバレがイヤな方はすみやかにこち…

ティファニーで朝食を

オードリー・ヘプバーン主演の映画、“ティファニーで朝食を”を思い出しながら読んだ。読みながら、ぼんやりとオードリーって可愛いなぁとイメージしていた。 でも訳者が書いているように、原作のホリー・ゴライトリーは"Moon River"なんて歌は歌っていないし…

覚書一覧

リンクがないものは今後アップ予定です。 『ティファニーで朝食を』T.カポーティ著 瀧口直太郎訳 『山といヘば川』丸谷才一著『光る源氏の物語/上下』大野晋/丸谷才一 共著 『遊び時間2』 丸谷才一著『ホルムヘッドの謎』林望著『文章読本』丸谷才一著『忠…

山といへば川

山といへば川 (中公文庫) 作者: 丸谷才一 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1995/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 書評がすごくおもしろかった!色々気づかされた。 文学は古典の流れを汲んでいるし、古典文学は文学の前・神話(「・書評…