読書百冊意自通ズ覚書

読んだあと、何かしらの余韻を残していく物語たちを、みんなどんな風に読んでいるのだろう?The note of reading one hundred books makes you understand more clearly.

ティファニーで朝食を

オードリー・ヘプバーン主演の映画、“ティファニーで朝食を”を思い出しながら読んだ。読みながら、ぼんやりとオードリーって可愛いなぁとイメージしていた。


 でも訳者が書いているように、原作のホリー・ゴライトリーは"Moon River"なんて歌は歌っていないし、あんなキュートなイメージでもない。

 ホリーに限らず、主人公のフレッド――結局ホリーのいうところの“弟のフレッド”としか、彼の呼び名はわからなかった――だって、ジョージ・ペパードみたいないい男なんかではない。ジョージ・ペパードで想像してしまうけれど。

 ひょうひょうとしている感じとしてはジョージ・ペパードでいいのだろうけど、作家 志望、、 という うやむや、、、、 な感じが出ていない。ちょっといい男、そしていい女すぎるのだ。

 もう少し(外見的に)普通だといいのに、と思う。

ティファニーで朝食を (新潮文庫)

ティファニーで朝食を (新潮文庫)